2011年 06月 30日
曽根さん 作 『 染付桜文そばちょこ 』
|
桜満開。
一面に描き込まれたその文様。
呉須の濃淡も意識的に使いこなし、
なかなかの力作です。
「あーぁ、絵がにじんじゃった・・・」とは窯出し時の作者・曽根さんの弁。
ちょっと予定外だったご様子。
使った釉が少し呉須をにじませる特徴のあるものだったのですね。
細かい文様を丁寧に描かれていて
残念なその気持ちはとてもよく分かります。
でも、
いやいやどうして、
その滲みがまた焼き物らしく
私から見るとこれはこれで
とても面白い雰囲気が出ています。
作者の想いと焼き上がりがちょっと違ってて
でも、周りの人からはよく見える・・・
これも、
最後の仕上げが 直接触れることのできない窯の中という
陶芸制作にはよくある事。制作の魅力です。
すでに次への制作を元気に始めている曽根さん、
新たな作品、楽しみです。
皆さんの作品へ 暖かい応援のクリックを宜しくどうぞ →
by studio-ikkan
| 2011-06-30 13:25
| 作品紹介